2007年04月15日

「心因性」が苦しめるもの

平成14年9月人生は一変した

病気は私から何もかも奪った

「治りたい」「もとの身体に戻りたい」
「どうして私がこんな病気にならなきゃイケナイの」
「何か悪いことしたの?」
「神様が罰を与えたの」
「どうして私が選ればれたの」

理解の無い医療は、言葉で私を益々窮地へ追い込んだ
苦しみから「逃れたい」願いまで断ち切られた
「心因性だから外科処置は出来ない」
「心因性なんだから自分を治す必要がある」
「自分が治りたいって思っていないんだ」
「自分が好きで病気になっているんだ」

素直に「自分が悪いからジストニアになったんだ」って思った
全く疑わなかった。
何故疑わなかったか。最近になって分かったコトなんだけど
小さい頃から言われ続けた「言葉」だったからだ
言われることが当たり前だったから自然に入ってきたしまった
「お前が悪いんだ」
「人の言うことを聞きなさい」
「素直じゃ無い」

そうだ、私が悪いから病気になったんだ
私が悪いんだ
「私が悪い」
みんな私を責める。でもそれは私が悪いから責めるんだ。
私なんか・・私なんか・・。

でも小さい頃から
「分かって」
「私を受け入れて」
「私を大好きだ。って言って」
そしていつもいつも思っていた
「分かってくれない」って

私は家族にも心を開いていなかった
「こんなに頑張っているのに認めてくれない」
「私を責める」
私を理解してくれない
全部私のせいになる

家族にたいしての考えが変わったのは発症がきっかけだ
どんなに「苦しんでも」責めない
泣いても、黙って「泣け」って言ってくれる
先生や看護師みたいに「泣くな」とは言わない
「大人のクセに甘ったれるな」とも言わない
ただじっと・・一緒に居てくれた
唯一の見方だった家族を苦しめたくなかった
精神的にも、金銭的にも、体力的にも限界なのが伝わった

私がワガママを言ったり発作を起こすのも苦しい表情を押し殺しながら付き合ってくれる
その苦しい表情が、尚更辛かった
その反面「これでもか。これでも私を見捨てないのか」
って確かめていた気もする
反面「このままだったら、家族を失う」って事も分かっていた
容赦なく世間は私を責めた
「よく離婚されないよね、家族の為に施設に入ろうって気持ちはないの?」
「家族の事を考えなさい」
言われなくても考えてた
でも金銭的な理由がそれを許さなかった

それから
「家族に苦しい表情をさせたくない」「見たくない」
「病気の苦しみから逃げたい、楽になりたい」
自殺への逃避が始まった
でも死にたくない。生きていたい。
死にたくなんかない・・。
助けて欲しいだけだ
死にたいワケじゃないんだ
分かって欲しいだけなんだ
分かってくれようとする家族を苦しめる「自分」が許せないんだ

ある日大量に薬を飲んだ私を見つけた子供が言った
救急車を呼んだ子供は泣いている私に言った
「お母さんが死んだら、僕は生きてなんかいけないんだよ」
はっ!とわれに返った
「心因性」って言葉は私だけじゃなく家族までも苦しめていた
子供は「自分が迷惑掛けていたから病気にさせてしまった」
そう思って苦しんでいた。
救急で運ばれた病院では又聞こえるようにいわれた。
女医と看護師だ
「忙しい?そうだよね。私もいそがしいのさ」
「そんな時に限って、こーーんな患者が来るのよね」
「あーーいやだいやだ」
その会話の中に1人の看護師が叫んだ
「止めてください!どうしてこの人が自殺しようとしたのか分かってあげようって気持ちは無いんですか!!」
それを言われた人達は口を開かなくなった
処置される苦しさよりもあの看護師の言葉に涙が出た。

多分。その日から「心因性」の言葉と闘い始めたと思う。
何度も何度も死にきれなかった
いや。死にたくなかった。
生きていたかった
「治りたい」って叫んでいた
医療が治せないなら、この苦しみから解放されないのなら
この世から居なくなるしかなかった
でもその日から「自殺への逃避」は止める事にした。

思い出せる所まで日記にして残したかったんです(^_^)b
きっと沢山の人が「心因性」ってたった1つの言葉に色々な意味で苦しんでるって思います。
思い出した事は書いて誰かに何かが伝われば良いって思って書きました。





posted by konoka at 07:43| Comment(5) | TrackBack(1) | ジストニア患者の私 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしも苦しみました。今でもいつ言われるんじゃないかとビクビクしています。「よくなってるよ」「でもきつい・・・」。でもこれ以上言うと、あの心因性が・・・こわくて口をつぐみ「はい」とだけいうわたし。そして次の治療まで、そのことに苦しみ・・・おびえ・・・

なんとかならないのですか?この苦しみがなくなればずっと楽なのに。治療自体がストレスになる現実。

konokaさんは現在の治療からはこうしたストレスは受けられないのですか。要は信頼関係だとは思うんですけど、過去の思い出からなかかか怖くて。いつもビクビクビクビク。でもよくしなきゃ生きられないです。福祉も何もないし。

全然暗くないです。わたしの心の代弁者です。

みなさんは違うのでしょうか・・・
Posted by 通りすがり at 2007年04月16日 11:04
通りすがりさん☆
また来て下さいましたね。
通りすがりさんの前回の書き込みから教わった事があります。
それを「お伝えしたい」って思っていました。
私は現在「治療や生活していく」中で「心因性」と言う言葉には付き合わされていないんです。

こうして書き込みをして下さる「通りすがりさん」に表面上の「文字」では無く「心」でお答えしたいんです。
その為に、少しお時間を下さい。
Posted by konoka at 2007年04月16日 12:21
Konohaさん、急に病気になって辛かったでしょうね。なかなか、ジストニアという病気は理解されにくいですから・・・。でも、今は少しづつ、出来ることがあるみたいでよかったですね。
周りの人は、何も理解しようとしないで言いたいことを言います。でも、気にしないで、Komohaさんのペースで前に進んでいくことが大切だと思います。
私は、確かにジストニアをはじめ、いくつもの病気を持っています。でも、辛いことばかりではないですよ。病気というおまけを通して、わかったこともたくさんあります。お互い、前向きにいきましょ!
Posted by よったん at 2007年04月18日 09:24
名前、入力間違えてしまいました。ごめんなさいm(__)m
Posted by よったん at 2007年04月18日 09:26
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Posted by gps 時計 at 2013年08月03日 13:37
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